reality-mondoのブログ

奇麗ごとばかりじゃなく、現実を

もうすぐあれから一年 報道されなかった事 1

平成28年4月14日 21時26分 震度7 我が家は、震源地から1kmあるかないかのところ。ちょうど子供の習い事の帰りで遅い食事を終えて食器を片付けていた時でした。「ドドドン!」の縦揺れの後に横揺れ!今までに体験のない揺れでした。しかし大事に至らず「今のはでかかった。」程度の会話。しかしテレビでは、緊急地震速報の嵐?「うっそ~」の程度。熊本県益城町を襲った、局地的な地震でした。悲惨な状況は、すぐ近くでありながら対岸の火事でした。鳴りやまぬサイレンだけが事の重大さを知らせていました。翌日(15日)、妻も私も通常通り仕事へ、息子も学校へ行くぐらい普通でした。電気も一時的に止まったもののすぐ復旧、ガスはプロパン問題ナシ。水だけが断水状態。職場も少しの片づけで通常営業。しかし、熊本県益城町だけが悲惨な状況でした。にもかかわらず周りは「対岸の火事」状態。その夜、断水なので家族で温泉へ。行く途中でみたパチンコ店の満車状態…こんな状況で…かく言う我が家も温泉へ行く…50歩100歩か…しかしその夜 4月16日1時25分 寝静まていたところに 昨日より長くひどい揺れ 家のきしむ音 妻と息子を両脇に抱きかかえ「大丈夫だ、大丈夫だ」と連呼。正直覚悟しました。揺れも収まり外へ避難、余震が続く。近所の人と車のラジオを聴きながら夜を明かす。そんな状況な我が家でしたが、被害は幸いな事にほとんどありませんでした。しかしひどい所は、悲惨な状況でした。テレビでは、状況・支援を呼びかける。我が家は、断水だけが問題でした。そんな中で近隣(車で30km程)の市に行くと水も食料もあるらしいとLineの情報。ポリタンク、洗濯物を持って向かうと車、車、車…みんな考えることは一緒かぁ~ 通常1時間かからない所が、3時間もかかった。その車中でショッキングな事を妻から聞く。職場に益城町の人がいて、その人の話。14日、前震の時にとっさに外へ避難し、揺れが落ち着いて家へ戻ったら、誰もいないはずの家に人影が!戻ってみると引き出し類がだされ物色した跡。近所の人間しか考えられない。との事。私は「はぁ!」っと内心、怒り、恥ずかし気持ち、複雑でした。しかしこれも現実。そんなこんなでコンビニに着くと確かに弁当、飲み物が少ないながらもありました。そこで耳にした、ショックな会話「熊本市内の奴らが買い占めていきやがった‼」と地元の人の会話。そこで子供に「一人一個なっ!みんな大変なんだから」と言ってる横で残り全部持って行った40代後半の女性。なにが、助け合いだ!怒りやら虚しさやら…今思い出しても…なにが、がんばろう熊本だと憤慨してました。この後もっと支援していただいてるのに対し申し訳無い事、他県から来るハイエナども、仕事の関係上いろいろ耳にしました。

今日はこの辺で失礼します。また明日、したためます。